関節リウマチの手術療法の内容

  • 2009/05/20(水) 21:04:34

関節リウマチでは一般に、
薬物療法やリハビリでは病気の改善が難しく、
手術をすれば生活の質(QOL)を向上できる場合に、
手術療法が検討されます。

関節リウマチに対する手術療法は、
関節破壊が起こる前に炎症部分を取り除く手術と、
破壊された関節に対する手術の2つに分けられます。
前者は、炎症を起こしている滑膜を切除して
病気の進行を抑える目的で行なわれる「滑膜切除術」です。

主に手の指、手首、肘、肩などの関節に行なわれます。
後者には、破壊された関節を固定する「関節固定術」と、
人工的に関節を作り直す「人工関節置換術」があり、
特に人工関節置換術は関節リウマチの手術では
もっとも多く行なわれています。

人工関節置換術は、破壊された関節部分の骨を切り取り、
代わりに人工関節を固定して、関節が動くようにするのが目的です。
関節の部位では、膝がもっとも多く、
次いで股関節、手指、肘、足首、肩、の順になります。

この手術では、早くから痛みがとれ、
歩きやすくなるなど、関節機能の改善と、
日常生活動作の回復において効果的です。

しかし、片方のみ膝関節に手術をした場合は、
もう片方の膝関節に体重がかかることから、
負担が増して症状を悪化させ、
そちらも手術が必要になるケースが多いです。

長く闘病生活を続ける患者さんにとって、
また、進学や就職を目指す若い患者さんにとって、
手術療法は素晴らしい選択になります。

しかし、あくまで局所療法であること、
1回の手術では済まないことが多いこと、
術後にリハビリに費やす時間が必要なこと
なども覚えておく必要があります。